さて、先ほどはデジタルファブリケーションの応用ということで、既に医療現場において活用されている最新の技術を幾つかご紹介させていただきましたがいかがでしたでしょうか。

既に知っているものもあれば、意外な活躍を見せる用途まで、様々だったのではないかと思います。

医療業界に革新をもたらすことが決定的な4Dプリンター

その中で、もっとも活躍しているように思えるのが3Dプリンターの存在ですが、このプリンターが実用化され始めている今、実は最先端技術の世界では4Dプリンターの存在が近未来技術として現実化してきています。

今回は今後医療業界に革新をもたらすことが決定的な4Dプリンターについて、少しお話をしたいと思います。

まず、4Dプリンターとはどのようなものなのでしょうか。

3Dプリンターでは立体的な形状までを緻密に再現することができますが、この3Dの要素に対して「時間の概念」までを入れこんだものが4Dの世界です。

イメージ出典サイト:http://sciencenews.co.jp/2016/02/09/post-884/

人工心臓などの開発が現実のものとなる!?

今現在、樹木由来となるセルロース繊維を含む特殊インクが使われているのですが、湿度や温度で変形によって繊維が様々な変化を起こします。

膨張、硬貨、形状変化など様々です。

また、今後はさらにプログラムが改良され、使う素材も多様化していくでしょう。

このような技術が医療業界にもたらされれば、恐らく臓器の移植手術を待つ多くの患者さんが救われることでしょう。

人工的に臓器が再現されていく可能性が極めて高いからです。

人工臓器が造られるようになれば、これまでより費用も圧縮されるでしょうし、患者さんにとっても非常にポジティブな結果をより生み出す事ができるでしょう。

このような技術を取り扱っているティッシュエンジニアリング(人工的に臓器を作り出す)分野では、今後、臓器等の動作を緻密に再現することができるプログラム、そして生体適合が可能となる素材の組み合わせを研究することにより、人工心臓などの開発が現実のものとなるかもしれません。