失明や視力障害といった症状は、人の人生を変えてしまいます。現代の一般的な治療ではとても治療を行うことができず、生涯を暗闇の中で生活しなければいけないストレスは、それこそ体験者にしか分かり得ない感覚となるでしょう。

失われた視界を取り戻すことができる可能性が出てきた

しかし、一部の状況において、失われた視界を取り戻すことができる可能性が出てきました。

それにはあるシステムが関係しているのです。 皆さんは人工網膜システム「Argus II」について、そして「バイオニックアイ」についてはご存知でしょうか。

これらのシステムデバイスを用いることで、網膜色素変性症によって視力を失ってしまった患者が、まだ良好とまでは言えないものの、徐々に視界を取り戻しつつあることが明らかとなっています。

網膜色素変性症とは、網膜の視細胞が、実際の年齢よりも早くに老化を行うため、最終的に機能しなくなってしまう難病です。

最初は夜盲のような症状から始まり、視野狭窄や視力低下、そして色覚異常などの症状が発現していきます。30代で視力を完全に失うこともあれば、70歳になっても問題ないこともありますが、個人差によるところも大きく、そして治療することが難しいため、一度罹患してしまうと絶望的と言えるでしょう。


将来的には同等のシステムがより安易に導入できる!?

Argus IIは失明してしまった方の視力を回復させることを目的として開発されたデバイスです。25年以上の月日をかけ、5億ドルもの研究費用が投資されたとも言われています。

現在、14万ドル以上のもの金額となっているため一般にはまだ普及こそしていませんが、将来的には同等のシステムがより安易に導入できる未来もそう遠くはないのではないでしょうか。